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終わる世界

思うがままに壊れようと

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  • 12/11/09:41

そんなわけでして。

かちかちいじりながら日記更新ー。

ブログ変えてみました。っていうか、すみませ。,知人様の日記、携帯からでも見えたんでそこのをレンタルしてきました(苦笑)忍者だったのかと今知った(おいおい)
そんなわけで、携帯からでもPCからでも見やすいサイトを目指し、ネカフェ中。
久しぶりにキーを打って感涙中☆

今日は昼飯一緒にするだけだったんで、時間余ったもので。
っいうか、若葉マークはやっぱ怖いんだってば。さらに無駄に緊張するし。
まあそんなわけで緊張しましたが、それでも今こうしてPCをいじる時間があるので良しとしましょう。
青い春はさんざやったんですが、まだそんな名残がある予感?でも予感はしねえなあ。
だってもともと好みの声じゃないんだも。どこで人を見るかって言うといつでもそこだけなので。
恋愛べたもいいところですね的なことをのたまいておく。いやそれも実際事実だし。

ネカフェいるあいだに、山しゃちょ小話、一点アップできたらいいなぁ。
できた。短文なんで、そのまま日記にアプ。深い場所へどうぞ。

 



終わる世界

 

 

 

それは本当に一瞬のこと。

どうにもならない。どうにかしたい。

 

そうして傍に居たかった。

 

 

どうかどうかどうか。そんな言葉を聴いてほしい。

傾けないのならそれでもいい。けれど聞くだけでも。

それが偽りだとか、そういうのは自分で決めてくれ。

だけど今は、そうやって。自分を取り繕う暇もないから。

 

「あんたの声が、聞きたいんだよ」

 

ホームに鳴り響くベルの音。出発の音。別れの音。

無常にも閉まるドアを、すり抜けるように一人の男が。

泣きそうになりながら、顔をくしゃくしゃにして飛び出してくる。

電車は何事もなく走り出し、乗客の視線は男にだけ注がれる。

 

けれど、それもいい。

 

この選択が間違っているのかとか、一瞬思ったけれど。

けれど若さ故に過ちを起こしてみるのも、いいではないかと勝手に決めた。

抱きしめられる腕も太くて、ホームに残っている人間の視線を感じる。

 

「……俺は。………あんた以外を、選べない」

 

当然のことなのに、その事実だけが嬉しくて。悲しくて。

もう他の誰に指を指されようと何を言われようと関係ない。

行こう、何処までも。二人きりのその場所まで。

世界が終わるというのなら、何度でもやりなおしてやる。

 

たとえばそれが一瞬の痛みだけで手に入るのなら。

俺は。

 

死が二人を別つまでなんて常用句も、必要ない。

愛しているとかそんな言葉を吐ける自信は何処にもない。

けれどこれだけは、誓える。

お前が俺を選んでいる間は、永遠なんてくだらない言葉なんてなくても。

絶対の世界とただ求める心だけを、残してやるよ。

 

 

出発した電車の中には、幼い子供と。そして。

俺の人生を守るために、俺が愛した振りをした相手。

もう会えない。もう会えない。だって。俺が、選んだのは。

 

 

「…俺の世界に在るのは。お前だけだ」

 

 

この先のこと。そんなものを考える余裕がなくなるぐらい。

深く深く痛く抱きしめろ。その痛みだけで、俺を縛ってみせろよ。

上辺だけの愛の言葉なんて、必要ない。

俺はお前にそれ以上の信頼だけを持っているのだから。

 

ああ。

そう、それが一度きりの俺の過ちだとしても。

 

世界はもう、壊れ始めた。

 

 

 

 

 

………。

 

 

 

 

「って、いう風にハッピーENDがあってもいいんじゃねえ?」

「若奥も会社も捨てて駆け落ち的な?」

「そうそう。いいじゃん、そして二人は歩き始めるーみたいなっ」

「却下。無理」

「なんで無理なんだよ。いけんじゃん、それはそれで」

「馬鹿言ってんじゃねえよ。山田は不幸になって何ぼなんだよっ!!」

「………。お前の愛って、歪んでるよなー」

「うん。自分でもそう思ってる☆」

 

 

 

 

 

 

って、いう落ち。

山しゃちょはいつだってシリアス路線を目指してますからー。

 

 

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